loadmap2008.htm






2008年のロードマップ


★このロードマップは、議論途中の案です。

NCKが目指している最終目標は、「いつでもどこでも必要な時に」「他の人に頼ることなく」パソコン文字通訳を利用できるようになることです。
上の図は、それに至るロードマップです。
縦軸は、「時・場所からの自由」、つまり、「いつでもどこでも」の自由度です。
横軸は、「人からの自由」、つまり、「他の人に頼ることなく」の自由度です。

1)2008年現在
パソコン要約筆記の現場には、多数の入力者が集まり入力しています。表示は、プロジェクターでスクリーン投影する表示を全員が見るのが一般的です。
関係者の努力にもかかわらず、自由度という観点からは、現状はあまり良いとは言えません。

2)2015年
・利用者が自分のPCを会場に持参し、音声や映像を送信することで、遠隔地で入力した字幕を得る。
・事前に入力者を予約する必要がある。
・インターネットがある会場・学校であれば2008年現在でも技術的には現状で可能。

2020年
・事前に予約することなく、必要な時に字幕を得ることができる。
・表示機器は、PCの様な複雑な設定や起動に時間がかかるのでは実用にならない。
家電製品のように、電源onで即座に利用可能であることが望まれる。
・日本の人件費を考えれば、音声認識による入力が現実的と思われる。
不特定話者の音声認識が可搬機器に納まるとは思えないため、ネットワークによる遠隔入力となる。
・人手による入力の選択も残し、認識率を現実的なレベルで実用化を目指したい。

2030年
・補聴器を利用するように、日常生活で常時字幕を表示して生活することができる。
・メガネ内に字幕を表示するなど、視野内に字幕を表示したい。
発話者と同じ距離・位置に字幕が見えることが望まれる。
・可搬の不特定話者の音声認識が必要。