outline_iptalk9t63.html

120715


IPtalk9t63の変更点の概要


sfx_iptalk9t63.exe(4569kByte)
2011年8月11日のIPtalk9t62から、約1年ぶりの公開バージョンアップです。

この間、nckの遠隔入力で使用し、33回の機能追加・不具合対応を行いました。そのため、主な変更点は、遠隔入力関係です。

しかし、遠隔入力も2人連係入力であることには変わりは無く、2人連係入力関係の機能改良も含まれています。
とは言うものの、それらは入力者の連係動作を補助する機能であるため、連係方法が異なっていれば使うことは難しいと思います。具体的には、8人モニターを使った入力チームでの入力補助を行う場合の機能です。機能追加した経緯などについては、こちらを参考にしてください。

また、遠隔入力で会場のパワーポイント資料や板書などの映像を在宅入力者に送信する機能改良・試行錯誤の中で、ビデオカメラの映像をIPtalkで取り込めるようにしました。
USBカメラと比較するとビデオカメラは格段に映像が綺麗ですし、ビデオ信号は廉価なAVスイッチで切り替えることもできるので、現場入力の手話画像との合成などにも利用できると思います。
実用性は疑問ですが、OHCも接続できます。例えば、IPtalkのスクロールをページごとにして手書きの注釈を入れたり、上のスペースに手書きで数式を書くなども機能的には可能と思います。使い方を工夫してもらえれば嬉しいです。

以下に、遠隔入力関係以外の普通の現場入力でも利用できる機能について簡単に説明をします。
操作マニュアルも今後作って行きたいと思っています。
入力関係
 ・「入力部の↑↓キー」

「前文との整合」を取る時に便利な機能です。

8)「入力1」ページに「入力部の↑↓キーの動作」枠を作った。
「↑で行頭、↓行末に移動」チェックを入れると入力部とサブ入力部で、最上行で↑すると行頭に、最下行で↓すると行末にカーソルが移動する。
入力が入力部の1行に納まっていれば、↑で行頭、↓で行末に移動する。
連係入力関係
 ・「注意喚起機能」

★これは、120623の画像電子学会で発表した「チーム支援」に当たり、NCKのトライアルの一つで、成果を上げている方法です。


この機能は、8人モニターを使った入力補助と同時に使用します
この機能を使いこなすには、チームで練習する必要があります。

6)「8人モニター」に注意喚起機能を追加した。
8人モニターの「な」「パ」ボタンの右に「○」の「注意喚起ボタン」を追加した。
「○」ボタンは、8人モニターの一番左のスプリッターを幅40ピクセル以上に広げないと出て来ない。

8人モニターを使った入力フォーロをしている時、8人モニターに気づかない場合がある。そのような時に、8人モニターの背景色を「赤」や「黄色」に遠隔で変更し「注意喚起」する機能を追加した。
この機能は、在宅入力(インターネット経由)とLANの両方で利用できる。

@注意喚起したい入力者の「○」ボタンを押すと「#」に変わる。
注意喚起された入力者の8人モニターの背景色が赤く変わり、キャプション部に「★見て!【送信者名】」と表示され、ボタンを押した入力者のボタンが「●」と変わる。
班の他の入力者の8人モニターでは、注意喚起された入力者のボタンが「!」に変わる。

A注意喚起された入力者が「●」ボタンを押すと「○」に戻り、背景色やキャプション部が元に戻る。
注意喚起した入力者や班の他の入力者の8人モニターでは、注意喚起された入力者のボタンが「○」に戻る。

B注意喚起した入力者が「#」ボタンを押すと、注意喚起が解除される。
注意喚起された入力者で「○」に戻り、背景色やキャプション部が元に戻る。
班の他の入力者の8人モニターで、注意喚起された入力者のボタンが「○」に戻る
これは、注意喚起された入力者がパニックになっていて、8人モニターが赤くなったのを気づかない場合に、「赤」→「戻す」→「赤」という点滅操作ができる。

C班の他の入力者が「!」ボタンを押しても反応しない。つまり、注意喚起した人と本人しか、解除できない。

7)「8人モニター」に「全員注意」「全員解除」ボタンを追加した。
ボタンを押すと、注意喚起機能の「注意」と「注意解除」が全員に送信される。
「8人モニター」の右側の「名前部」「モニター部」で「Shift+左クリック」が「全員注意」、「Ctrl+左クリック」が「全員解除」として動作する。
Shiftを「注意喚起」に割り当てたのは、キーが大きく緊急時に押し易いことに配慮した。

また、個別に操作しているなど、入力班内で異なる注意喚起状態にある場合でも、全員を「注意喚起」「喚起解除」する。

10)8人モニターの「全員注意喚起」の色を黄色にした。「○」ボタンでの個別注意喚起は赤色。
・カメラ画像関係
 ・無線USBカメラ
 ・ビデオカメラ接続機能

★ビデオカメラを接続できるようにしました。USBカメラと比較すると画質が格段に向上するので手話などとの合成にも使えると思います。
複数台のビデオカメラをAVスイッチで切りかえることも可能です。
また、OHCにも接続できると思います。

webcam_LAN_120609、webcam_120609

13)カメラディバイスに「GV-USB2, Analog Capture」「720X480」を追加した。
IO-DATAのUSB接続ビデオキャプチャGV-USB2(楽天などで3900円くらい)を使いビデオカメラを接続できる。
ビデオを接続して「カメラディバイス」で「GV-USB2, Analog Capture」を選択するだけで良い。

11)カメラディバイスに「Wireless Video Device」を追加した。
Buffaloの無線USBカメラBSW3KMW01BKのWindows7が認識するDevice名を一覧に追加した。
XPでは、カメラディバイス名は何を選択してもエラーにならない。

12)webcam_LANで送信した画像をXPのウィルスセキュリテイーゼロがブロックする不具合の対策
画像送信の方法を変更した。
・背景画送信関係


★背景画を使用する時に動作確認などがやりやすいように改良しました。

3)「テンプレート前ロール」ウィンドの「背景画を送信」に「自分に表示」チェックを追加した。
チェックを入れると「ロール2」に背景画ファイル名を入れて流すと、自分の背景画に表示する。
従来は、パートナーが指定されていない場合(IPが不定)に自分に表示される場合があったが動作が不定であるためチェックを追加した。

4)「テンプレート前ロール」ウィンドの「デスクトップのカバーを送信」の「画を送信」に「自分に表示」チェックを追加した。
チェックを入れると「ロール3」に背景画ファイル名を入れて流すと、自分の背景画に表示する。
従来は、パートナーが指定されていない場合(IPが不定)に自分に表示される場合があったが動作が不定であるためチェックを追加した。
・テンプレート前ロール

★岐阜県障害者スポーツ大会のパソコン要約筆記チームからの要望です。
9)テンプレート前ロールで前ロールを読込・保存すると、そのファイル名を記憶するようにした。
・その他の不具合対策 1)Fキーメモの枠からはみ出した部分にカーソルが行っても表示されない不具合の対策。

2)テンプレート前ロールのF2キーで表示した文が「カーソルより前を表示」チェックが入っているとF1キーで入力部から消えない不具合の対策。

5)「確認修正パレット」で「。で自動改行する」チェックが有効でなかった不具合対策。